樹齢1,500年と言い伝えられ幹回り10m、高さ33mにも達する巨木。全体として均整のとれた半球状で、そのため「玉杉」と称される。勇壮な姿は神秘的なものさえ感じられます。国指定天然記念物(昭和26年)問合せ:山五十川自治公民館内「山五十川玉杉保存会」(電話0235-45-2949)
庄内で最大規模を誇る豪壮な社殿で、鳥海修験の拠点を今に伝える建物です。
「鳥海が生んだ三ノ俣集落の神の水」として古くから地域の信仰を集めてきた水場です。現在は道路のすぐ側で水を汲むことが可能で水汲みの名所として連日にぎわっています。
「神泉の水」は湧水を山の神から普請して引いてきたことからこの名がついたといわれています。鳥海山から流れ出る伏流水を地区の人々で井戸端会議に花を咲かせながら野菜を洗ったり洗濯をしたりする共同の場です。
杉の木立からの木漏れ日の中、鳥海山の伏流水が山腹から湧き出ている様子が身体の「どうっぱら」という例えで名づけられました。冬でも凍ることがなく、年中水汲みの人が絶えません。二筋の滝は味が違うとか。。。
創祀は1400年以上前と伝えられています。活火山である鳥海山の噴火などの異変の際に鎮祭が行われました。
周辺をうっそうとした樹木に覆われ、豊富な湧き水によるエメラルドグリーンの湖面が神秘的です。樹木の間から差し込む光に照らされた姿はより美しく、地域住民からは古くから信仰の対象として大切にされてきました。
金峰神社がある小滝集落は、登拝道の起点となる小滝口であり、修験者が数多く居住し、各地から来る道者(登拝者・参拝者)たちを世話し、鳥海山へ導く秋田県で唯一の宿坊集落であった。金峰神社境内には小滝修験の行場でもあった奈曽の白爆谷(国指定名勝)があり、金峰神社社殿はその滝と直接対峙しているところにも特色がある。毎年6月の例祭では、境内の土舞台で小滝のチョウクライロ舞(国指定重要無形民俗文化財)が行われる。
標高2,236m、燧ケ岳(ひうちがだけ:福島県:2,356m)に次ぐ東北第二の高山「鳥海山」。海岸から垂直にそびえるように一挙に立ち上がり、海岸線から直線距離にしてわずか16kmの地点に頂上があります。このような独立した火山峰は全国的にも例がなく、頂上までのわずかな間に海浜、平地、河川、高原、湿原、山岳地帯の変化に富んだ自然が圧縮されています。 登山者にとって、朝日を浴びた鳥海山が、日本海に黒いピラミッド型のシルエットを映し出す「影鳥海」は、あこがれの的になっています。
幅約30mの岩肌一帯から湧き流れ落ちる伏流水は涼感満点。斜面に張り付いたコケの緑と飛沫の白のコントラストが目に鮮やかなうえに、一帯から流れる清水はいかにもマイナスイオンがいっぱいという感がして癒されます。