朝霧が立ち込める冬師湿原。漂う僅かな光が幻想の世界を作り出します。
毎年4月には、釜ヶ台地区に春の訪れを告げる火入れが行われ、扇谷地と大潟ため池の間、約260haのススキ原に、弱い南風を受けて火の帯が走ります。
この地区は、ハンノキが群生し貴重な環境が残っている湿原で、県の自然保全地域に指定されており、こうした害虫駆除の作業を始め、人間との共生で成り立っている環境といえます。
粟島開発総合センター(定期船発着所)の裏手にある弁天岩は、島内で最も早く岩ゆりが咲く場所です。かつては、陸から離れた浮島でしたが、新潟地震の影響などで、現在は陸続きとなっています。
初夏に粟島をオレンジ色に彩るのはスカシゆりと呼ばれる岩ゆりです。昔のままの自然が今に生きる粟島ならではの美しい光景を楽しむことができます。
いにしえの薫りを残す美しい造形「町屋」をめぐってみませんか。村上は、城跡・武家町・町人町・寺町が残る古い城下町です。中でも町人町には、今も伝統的な家屋が住宅や商店として点在しています。一般に公開しているところも多く、散策ポイントの一つとなっています。
皇太子殿下・皇太子妃雅子様ご成婚記念公園。園内には雅子妃殿下のご祖母静様の父方の実家にあたる武家住宅「旧嵩岡家住宅」のほか「旧岩間家住宅」、「旧藤井家住宅」の3棟の武家屋敷が一般公開されています。
国指定名勝天然記念物、新潟県立自然公園に指定されています。村上市浜新保(鳥越山)から寒川(狐崎)にいたる約11km区間の海岸線をさし、すぐれた変化に富む海岸美を形づくっている。海浪によるはげしい浸蝕作用によるもので、奇岩,怪岩,孤島,洞窟,開門等の奇観がおりなされ、特有の風致をみせている。
和風の意匠を基調として、各室は天然の樹木を使用したつくりとなっており、徳尼公をモデルとした茶室(泉流庵)もあります。